Javaで書かれたソースコードの大部分は冗長?

2015年2月14日 08:00

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記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 本家SlashdotでYour Java Code Is Mostly Fluff、New Research Finds(あなたのJavaコードの大半は無駄なもの、新たな研究で判明)なる記事が出ている。元ネタはITworld

 さらにその元ネタの論文を見ないとなかなか意味が把握しにくいのだが、自然言語による文章解析をプログラムコードにも適用したところ、そのような結果が得られたという話のようだ。

 自然言語で書かれた文章は、その一部の単語がなくなったとしても意味を把握できることが多い。このように文中でなくなっても意味が変わらない単語を「chaff」(もみ殻)と呼び、逆にその単語がなくなると意味が分からなくなる/意味が変わってしまう単語は「wheat」(小麦)と呼ぶという。自然言語でこのような「chaff」と「wheat」を抽出する手法をプログラミング言語にも応用してJavaソースコードを分析したところ、「wheat」に相当する部分はソースコードの約5%程度で、残りの95%はなくなっても意味が変わらない「chaff」に相当する、という話だそうだ。

 実際、ソースコードの多くが冗長であると言われても確かにそうなのだが、自然言語処理の話をプログラミング言語に適用するのはやや乱暴な気はする。そういった冗長な部分こそ自動生成できないケースも多いわけで、プログラマの作業の大半は不毛だと言われても納得してしまうが。

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