東京ガスとパナソニック、戸建向け家庭用燃料電池「エネファーム」を低価格で発売

2015年2月4日 21:47

印刷

東京ガスとパナソニックは、家庭用燃料電池「エネファーム」の戸建向け新製品を共同で開発した。写真は、一体型のタイプ。

東京ガスとパナソニックは、家庭用燃料電池「エネファーム」の戸建向け新製品を共同で開発した。写真は、一体型のタイプ。[写真拡大]

  • 東京ガスとパナソニックは、家庭用燃料電池「エネファーム」の戸建向け新製品を共同で開発した。写真は、別置型のタイプ。

 東京ガスとパナソニックは4日、家庭用燃料電池「エネファーム」の戸建向け新製品を共同で開発したことを発表した。

 パナソニックは「燃料電池ユニット」を製造し、「貯湯ユニット」および「バックアップ熱源機」と組み合わせて東京ガスに供給。東京ガスは、4月1日から新製品を発売する。部品点数の削減などにより、希望小売価格で現行品よりも30万円低価格の160万円を実現した。

 また、停電時に電気を使いたいというニーズに対応しやすくするため、現行品では別付けのオプション品にて提供していた、停電時発電継続機能を燃料電池ユニットに内蔵した機種を新たに追加。さらに、これまで以上にさまざまな設置スペースに柔軟に対応するため、貯湯ユニットはバックアップ熱源機との一体型と別置型の2種類を用意した。これらにより、燃料電池ユニットと貯湯ユニットは、顧客ニーズや設置スペースに応じて計4種の組合せから最適な機種を選択できるようになった。

 同製品は、戸建向けとしては、東京ガスとパナソニックが共同開発して一般販売する4機種目の製品となる。東京ガスは、2009年5月に世界で初めて「エネファーム」の一般販売を開始し、これまでに累計販売台数約40,000台を達成した。パナソニックは、2015年1月末までに、全国で累計約52,000台を出荷している。

 両社は、今回の製品でさらなる販売の拡大を目指すとともに、「エネファーム」の普及を通じて、顧客の快適な暮らしと地球環境の保全、電力ピークカットなどに貢献していくという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

関連記事