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イオン、ベトナムのスーパー運営企業2社と資本提携 アジアシフトの成長戦略を促進
イオンは27日、ベトナムでスーパーマーケット事業を展開するFIRST VIETNAM、およびDONGHUNGと資本・業務提携に合意したと発表した。提携によって、将来有望なベトナム小売市場で事業成長の加速を図る。
同社によると、FIVIMART社はベトナム北部の首都ハノイ市に20店舗を展開する。資本金は5億4,600万円で、2013年12月期の売上高は54億円。CITIMART社は、南部最大の都市ホーチミン市を中心に27店舗を展開する。資本金は2億3,200万円で、2013年12月期の売上高は57億円。量は、南北2大都市にそれぞれ強い事業基盤を有し、地域ごとに大きく異なる顧客ニーズを熟知するという。
イオングループは、中期経営計画(2014年から2016年度)において、グループ共通戦略のひとつに「アジアシフト」を掲げ、ASEAN各国や中国でグループ一体となった成長戦略を推進している。
特に、ベトナムは9,000万人をこえる人口と高い経済成長率を背景に中間所得層が拡大、小売市場は著しい成長を続けている。すでに、同グループは、ベトナムでイオンフィナンシャルサービスが2008年に日系企業初となる割賦販売事業を、ミニストップが2011年からCVS事業を展開している。
そして、2014年1月にはホーチミン市に、ベトナムで最大級のショッピングモール1号店を、同年11月にはビンズオン省に2号店を出店、本年には、ハノイ市に3号店の開業を予定するなど、ベトナムでグループをあげて積極的な事業展開を進めている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
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