ナガイレーベン Research Memo(5):主力アイテムが増収に寄与、患者ウェアや手術ウェアは順調に拡大

2015年1月26日 16:56

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記事提供元:フィスコ


*16:56JST ナガイレーベン Research Memo(5):主力アイテムが増収に寄与、患者ウェアや手術ウェアは順調に拡大

■業績動向

(2)2015年8月期の業績予想

2015年8月期の通期業績は、売上高が前期比3.0%増の16,700百万円、営業利益が同1.7%増の5,006百万円、経常利益が同1.6%減の5,058百万円、当期純利益が同0.6%増の3,244百万円を見込んでいる。会社はコスト面でかなり厳しい予想をしていることから営業利益の伸び率は低くなっているが、これらの要因が見込みを下回るようであれば、利益が予想を上回る可能性もある。第1四半期の業績は上記のように前年同期比で減収、営業利益ベースで減益となったが、特に懸念されるような結果ではなかったことから、期初の予想を変えていない。

売上高については、主力のヘルスケアウェア、ドクターウェアなどの増収と患者ウェアや手術ウェアの順調な拡大が増収につながる見込み。また、地域別では中部日本以西でのシェアアップにも引き続き注力し、過去最高売上高・営業利益を更新する計画となっている。アイテム別、地域別、製品別売上高は下表のように予想されている。

会社は売上総利益額について、プラス要因として売上増による増加226百万円、海外生産比率の上昇(15/8期予想44.4%)による影響53百万円を見込んでいるが、一方でマイナス要因として原材料・加工賃の上昇による影響▲58百万円、為替レートの影響(15/8期平均レート予想:89.2円/ドル)▲17百万円を見込んでいる。この結果、今期の売上総利益は7,752百万円(前期比172百万円増、2.3%増)、売上総利益率は46.5%(前期46.8%)を予想している。

円安によるコストアップが懸念されるが、事前に先物予約を行っていること等からマイナスの影響が一気に具現化することはないようだ。円安の影響は徐々に出てくると思われるが、下記に述べるような新工場への移転を進めることによってコストアップの一部を吸収する計画だ。また多くの一般ユニフォームメーカーが既に製品値上げを実施しているが、ナガイレーベン<7447>はまだ製品値上げを行っておらず、最悪の場合には価格転嫁による原価率改善の余地も残っている。

販管費では、新本社関連の減価償却費の増加41百万円、会社創立100周年関連費用30百万円などが見込まれることから、2,751百万円(前期比5.7%増)を予想している。経常利益については、前期に営業外収益で計上した為替差益がはく落するとの前提から前期比では減益の予想となっているが、期末の為替レートが前期末よりもさらに円安水準にあれば、減益幅は想定より小さくなる可能性がある。また、前期に計上した特別利益(旧本社ビルの売却益115百万円)も今期は発生しない前提となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《FA》

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