森永乳業、チルドカップコーヒー「マウントレーニア」をタイで販売開始

2015年1月21日 21:57

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森永乳業は、チルドカップコーヒー「マウントレーニア」を、今月下旬よりタイで販売する(写真:同社発表資料より)

森永乳業は、チルドカップコーヒー「マウントレーニア」を、今月下旬よりタイで販売する(写真:同社発表資料より)[写真拡大]

 森永乳業は21日、国内のチルドカップコーヒーとしてNo.1ブランドの「マウントレーニア」を、今月下旬よりタイで販売することになったと発表した。同商品を海外で販売するのは初となる。

 「マウントレーニア」は、日本のチルドカップコーヒーとしてはNo.1の売上を誇る(2013年4月~2014年3月累計)。この度、同社は国内で製造するチルドカップコーヒー「マウントレーニア カフェラッテ」「マウントレーニア カフェラッテ エスプレッソ」をタイへ輸出し、現地のダッチミル社を通じて、タイ国内で販売を開始する。

 バンコクを拠点とするダッチミル社は、ヨーグルト、牛乳、乳飲料、豆乳の2014年売上が6億米ドルという、タイを代表する大手乳業会社。

 経済成長、人口増加が続くASEAN諸国の中でも、タイは、一層の経済成長が見込まれる人口6,400万人超の中核的な国。タイのコーヒー市場は、近年、年率5%前後で伸長しており、今後も同様の市場拡大が見込まれる。

 森永乳業は、昨年7月よりテスト販売を行った結果、香りとコクのあるエスプレッソに、たっぷりのミルクを加えた本格的なチルドカップコーヒーである「マウントレーニア」が、タイの消費者のニーズに応えられたと判断し、本格的な販売に踏み切った。2015年の販売は、350万本を計画している。

 同国市場では缶やペットボトルが中心だが、同社は日本におけるチルドカップコーヒーのパイオニアである「マウントレーニア」を投入することで、同国に新しいコーヒー市場を創出できると期待しているという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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