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ヘリオス テクノ Research Memo(10):2016年3月期は大型案件が計上される可能性あり
*18:37JST ヘリオス テクノ Research Memo(10):2016年3月期は大型案件が計上される可能性あり
■財務分析と業績動向
(3)2015年3月期及び2016年3月期以降の業績の考え方
2015年3月通期予想は、売上高14,000百万円(前期比8.5%増)、営業利益740百万円(同42.3%増)、経常利益650百万円(同4.5%増)、当期純利益400百万円(同55.0%減)で、期初予想から変更されていない。
上期から期ずれした製造装置の大型案件が下期に計上されてくるほか、ランプ事業や人材派遣事業も上期に引き続いて安定的に推移しているため、今期の業績が大きく変動する可能性は小さいと言えそうだ。
ヘリオス テクノ ホールディング<6927>の業績はむしろ2016年3月期が注目されるところだ。2015年3月期の第2四半期バランスシートを見ると、半年前に比較して棚卸資産が5,805百万円も増加している。これに見合って負債の部では長短借入金や前受金が増加しているが、この内容は中古設備装置の大型受注に関するもののようだ。これは2016年3月期に売上高として計上されるとみられ、業績の数値が大きく変動する可能性がある。
注意を要するのは、この大型案件はあくまで例外的なものであって、継続して受注できるものでないことに加え、大型案件であるだけに今上期に見られたような収益計上の期ずれによるリスクが大きいこと、および中国相手のビジネスであるため資金回収の状況に目を配る必要があることだ。
こうした大型案件を無事に完遂できれば、中古製造装置移設ビジネスにおける同社の業容拡大に一段と弾みがつくことが予想される。現在は液晶周りが中心であるが、いずれはタッチパネルや有機ELなど、製品の変化や技術の進化に応じて、中古製造装置をめぐる供給と需要の動きは今後も持続していくものとみられ、同社にとっての成長エンジンとなる可能性があると弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》
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