産総研、音楽に合わせて踊るロボット制御システムを開発

2015年1月18日 21:27

印刷

「V-Sido × Songle」での動作実績のあるロボットの例(産総研の発表資料より)

「V-Sido × Songle」での動作実績のあるロボットの例(産総研の発表資料より)[写真拡大]

  • 「V-Sido × Songle」のシステム構成図(産総研の発表資料より)

 産業技術総合研究所とアスラテック株式会社は、楽曲の進行に合わせて振り付けパターンを割り当てて人型ロボットを踊らせるシステム「V-Sido × Songle(ブシドー・ソングル)」を開発した。

 これまでに、アスラテックはロボット制御システム「V-Sido OS(ブシドー・オーエス)」を、産総研は能動的音楽鑑賞サービス「Songle(ソングル)」を開発しており、今回はこれら2つを組み合わせることで、リアルタイムに様々な種類のロボットを踊らせることができる音楽連動ロボット制御システムを開発した。

 「V-Sido × Songle」を使うと、例えば、拍や小節の先頭でロボットの手足を動かしたり、サビ区間で派手に踊らせたりすることが可能で、ロボットが踊っている最中に床面を傾けてもバランスを取りながら踊り続ける自動制御システムも組み込まれている。

 今後は、「V-Sido × Songle」の共同開発を引き続き進めていき、機能の追加や性能の向上を図ると共に、他企業とも協力してイベント利用や商品化などを目指す予定となっている。

関連記事