博報堂、企業広報サービスの英アシュトン社を買収

2015年1月14日 15:22

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 博報堂は14日、クロスボーダーの企業広報を得意とする英アシュトン・コンサルティング(Ashton Consulting)の株式を65%取得したと発表した。今後、アシュトン社は経営の独立性を維持しつつ、博報堂グループの一員となる。

 アシュトン社は、CEOのジョン・サンリーによって、クロスボーダーの企業広報サービスを提供することを目的に2000年に英国にて設立された。設立以来、日本オフィスでの事業を拡大した。日本語・英語のバイリンガルのPRエージェンシーとして、日系企業の海外でのコミュニケーション、外資系企業の日本におけるコミュニケーションに関するアドバイスとソリューションを提供し、市場をリードする企業に成長した。

 博報堂グループは、14年度~18年度中期経営計画で掲げた「統合マーケティング・マネジメント力で得意先の事業価値を向上する、世界一級のマーケティング・カンパニー」を実現するために、専門マーケティングサービス体制の強化を進めている。今回、アシュトン社がグループの一員となることにより、投資家向け広報、M&A広報、クライシスコミュニケーションのナレッジを取り込み、国内外で企業広報の対応力を拡充していく方針だ。

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