日本学士院、第11回学術奨励賞を授与する若手研究者6人を発表

2015年1月14日 14:40

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 日本学士院は13日、第11回(平成26年度)の日本学士院学術奨励賞を授与する若手研究者6名を発表した。いずれも優れた研究成果をあげ、今後の活躍が特に期待される研究者である。

 6名の氏名、年齢、所属大学、専門分野、研究課題などは以下の通りである。

 九州大学大学院工学研究院教授 田中敬二(44歳)。専門分野は高分子材料化学で、研究課題は「高分子界面における局所構造・物性の評価法確立と高分子の機能化に関する研究」。

 埼玉大学研究機構研究企画室(教養学部)准教 授鶴見太郎(32歳)。専門分野は歴史社会学で、研究課題は「パレスチナ紛争の起源としてのシオニズムの世界観に関する歴史社会学的研究」。

 東京大学物性研究所准教授 中辻知(41歳)。専門分野は固体物理学で、研究課題は「強相関電子系における新しい量子物性の開拓」。

 京都大学学際融合教育研究推進センター准教授 中村和弘(39歳)。専門分野は生理学で、研究課題は「体温中枢が体温調節効果器に指令する中枢神経回路機構の解明」。

 立教大学文学部准教授 長谷川修一(43歳)。専門分野は西アジア・イスラーム史で、研究課題は「碑文史料・考古資料・旧約本文の史料批判に基づく紀元前1千年紀南レヴァント史の研究」。

 福井県立大学生物資源学部准教授 濱野吉十(42歳)。専門分野は応用微生物学で、研究課題は「微生物が生産するホモポリアミノ酸の生合成メカニズムの解明」。(年齢・現職はいずれも平成27年1月13日現在)(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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