VTホールディングス Research Memo(2):上場以来M&A戦略を推進、売上高18倍、経常利益33倍の高成長

2015年1月13日 17:44

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記事提供元:フィスコ


*17:44JST VTホールディングス Research Memo(2):上場以来M&A戦略を推進、売上高18倍、経常利益33倍の高成長
 


■会社概要

(1)沿革

VTホールディングス<7593>は純粋持株会社であり、その傘下に子会社27社、関連会社9社を擁して事業グループを形成している。次表に見られるように、ホンダ<7267>系ディーラーのホンダベルノブランド最後発である(株)ホンダベルノ東海として出発した同社だが、1998年9月の名証2部上場後すぐにM&Aを開始した。上場の目的はM&A戦略の推進にあり、その後同社は毎年のようにM&Aを繰り返して事業エリアを拡大、全国屈指の利益額を誇る自動車ディーラーへと成長した。上場直前の1998年3月期から2014年3月期までの間に売上高で18倍、経常利益で33倍の成長を遂げた。

今日では日産<7201>系ディーラーも傘下に持つなどメーカー系列に捉われない事業拡大も実現させており、レンタカー事業の全国展開のほか、中古車輸出、海外ディーラーに対するM&Aなど世界市場も視野に入れた自動車関連サービスのフルライン戦略を掲げて事業展開を行っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《FA》

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