プラザクリエイト Research Memo(2):「第二創業期」と位置づけ様々な施策の成果が15/3期から出始める

2015年1月9日 18:21

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記事提供元:フィスコ


*18:21JST プラザクリエイト Research Memo(2):「第二創業期」と位置づけ様々な施策の成果が15/3期から出始める
■プリント事業の概況

(1)プリント事業の現況

プラザクリエイト<7502>のプリント事業(従来の「イメージング事業」から名称変更)は直営及びフランチャイズ(FC)でプリントショップ「パレットプラザ」「55ステーション」を展開する事業である。この事業はかつて「55ステーション」を子会社化した2006年を直近のピークに、店舗数、売上高とも減少基調をたどってきた。その減少トレンドに下げ止まりの手応えが感じられたのが2014年3月期であった。

2015年3月期はプリント事業にとっては極めて重要な年だ。同社は2012年頃からプリント事業について「第二創業期」と位置付けて、再度、成長軌道に乗せるべく様々な施策を行ってきたが、その成果がより明確に出てくるのが2015年3月期だからだ。

第二創業期におけるプリント事業の主要なポイントは以下のような点だ。
・新しい店づくりのコンセプトかつスローガン「PHOTO & MORE」の導入
・「PHOTO & MORE」コンセプトに基づく、店舗リニューアル
・店舗統廃合の促進⇒直営店は2014年3月期に底打ち確認、FC店は整理が続く
・蘭Cimpress社※との合弁企業ビスタプリントジャパン社(VPJ)の立ち上げ及び成長エンジン化

※2014年11月、Vistaprint N.V.よりCimpress N.V.に名称変更

そして、これらの施策が順調に進捗しているかどうかの重要なものさし(KPI=Key Performance Indicator)が既存店売上高の動向ということになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》

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