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ミロク情報サービス Research Memo(11):韓国企業との資本提携は新たな顧客の創造に向けた布石
*18:11JST ミロク情報サービス Research Memo(11):韓国企業との資本提携は新たな顧客の創造に向けた布石
■第3次中期経営計画
(3)韓国Webcash社との資本業務提携
「新たな顧客を創造するための新製品・サービスの開発」に対する取り組みの1つとして、2014年10月にE-ファイナンス・テクノロジーで韓国トップクラスのIT企業であるWebcash社と資本業務提携を締結した。今回の提携により、双方の技術やノウハウを融合し、多彩な業務用ソフトウェアと金融管理・資金管理サービスとの連携を始め、新たなクラウドサービスを共同開発することにより、両社における新規市場の開拓と業容拡大を目指していくとしている。
今回の提携により、ミロク情報サービス<9928>はWebcash社の発行株式数の5%を取得したほか、日本に合弁会社「Miroku Webcash International Co., Ltd.」を設立した(出資比率40%)。合弁会社ではWebcash社が開発した業務用ソフトウェアや金融管理・資金管理用のクラウドサービスを、日本向け仕様に変更したうえで販売していくことになる。
Webcash社は、現在、韓国の10,000余りの中堅/大企業うち50%、20万中小企業のうち50,000余りの企業がWebcash社の企業資金管理サービスを利用している。
同社では今後のクラウドサービス展開に当たって、Webcash社の技術を融合した新サービスの開発や、海外展開も含んだ市場開拓を将来的に進めていくことを視野に入れている。本提携を中心としたクラウドサービス事業における売上高目標としては、2017年3月期で500百万円としている。
以上、3つの新規事業合計で、2017年3月期の売上高は2,500百万円、経常利益率では30%の水準を目指していく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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