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横河電機、中国西南部で最大級の石油精製プラント向け制御システムを受注
横河電機は22日、子会社の横河電機(中国)が、大手石油会社ペトロチャイナにより雲南省に建設中の石油精製プラント向けに、制御システムを受注したと発表した。
中国では、石油精製プラントが東部地域に集中しており、内陸部の工場への輸送コストが課題となっている。中国の国家戦略である、ミャンマーと中国を結ぶ原油パイプラインが稼働すると、年間2,300万トンの原油がパイプラインを通じて中国国内に供給されることが可能となる。
中国西南部、ミャンマーに隣接する雲南省では、2020年までに、パイプラインを通じて搬入される原油を精製する石油精製プラント(年産2,000万トン)とエチレンプラント(年産100万トン)の建設が計画中。ここで精製し、雲南省をはじめとする中国西南部の工場に石油製品を供給することで、輸送コストの削減が図られる。
ペトロチャイナは、計画の第1期プロジェクトとして、雲南省昆明市中心部近くに、中国西南部で最大級の石油精製プラント(年産1,000万トン)を建設し、2015年内に稼働開始する。
横河電機(中国)は、石油精製プラントの主要な設備を監視・制御する統合生産制御システム「センタム・ブイピー」を納入し、エンジニアリング、据付支援、試運転支援を行うという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)
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