欧米為替見通し:米国の労働市場情勢指数と最適コントロール

2014年12月8日 17:17

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記事提供元:フィスコ


*17:17JST 欧米為替見通し:米国の労働市場情勢指数と最適コントロール

本日8日の欧米市場のドル・円は、米国11月の労働市場情勢指数(LMCI)、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁の発言に注目する展開となる。

本日、ロックハート米アトランタ地区連銀総裁が講演を行うが、明日からは16-17日の連邦公開市場委員会(FOMC)の1週間前の「ブラックアウト期間」となり発言が自粛されることで、最後のFRB高官による発言となる。

ロックハート米アトランタ地区連銀総裁は、来年のFOMC投票権メンバーで、利上げの開始時期は、2015年半ば以降、と述べてきた「ハト派」であり、米国11月の非農業部門雇用者数の大幅増加を確認した後の発言に注目することになる。

フィッシャーFRB副議長は、利上げまでの「相当な期間」という時間軸を削除する時期が近づいている、と述べている。

本日発表される米国11月の労働市場情勢指数(LMCI)は、19の雇用関連指標から構成される指数で、9月の4.0、10月の4.0から改善していた場合、「相当な期間」が削除される可能性が高まることになる。

イエレンFRB議長は、「最適コントロール」という金融政策のルールを信奉している。

最適コントロールとは、インフレ率と失業率の目標値(2.0%、5.5%)からのブレ、及び政策金利の変化の合計を損失ととらえ、この損失を最小限にするような政策金利を求める、というルールである。

米国連邦準備理事会(FRB)のエコノミストが「最適コントロール」で試算した結果、利上げの時期は、2014年第4・四半期、すなわち、16-17日の連邦公開市場委員会(FOMC)とのことである。

【今日の欧米市場の予定】

17:00 南ア・7-9月期経常収支(予想:-2170億ランド、4-6月期:-2220億ランド)
17:15 スイス・11月消費者物価指数(前年比予想:-0.1%、10月:0.0%)
18:30 ユーロ圏・12月センティックス投資家信頼感(予想:-9.0、11月:-11.9)
24:00 米・11月労働市場情勢指数(10月:4.0)
02:30 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

ユーロ圏財務相会合《KO》

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