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2012年米下院議員選挙でのゲリマンダーの影響を数学者が検証
本家/.「Mathematicians Study Effects of Gerrymandering On 2012 Election」より 自党に有利となるよう選挙区の区割りを変更することは「ゲリマンダー」と呼ばれるが、これは他党の支持者が多い地区を少数の選挙区に集めるなどして、多くの選挙区で自党の支持者が多数になるようにするものだ。ゲリマンダーが疑われる例として、2012年の合衆国下院議員選挙でのノースカロライナ州の区割りが挙げられる。
この時、州全体では民主党の得票数が共和党を上回っていたにもかかわらず、共和党が13議席中9議席を獲得した。このような結果となった原因を数学的に説明するため、デューク大学の研究者らが2012年の投票結果を複数の異なる区割りに当てはめたシミュレーションを行っている。数学者のJonathan Mattingly氏とChristy Vaughn氏は、各選挙区の人口をおおむね同じにする必要があるという連邦法の規定と、選挙区は地理的にまとまっている必要があるという州法の規定に従い、13選挙区の境界線をランダムに生成するアルゴリズムを作成。2012年の得票数を異なる区割りの選挙区に割り当てていった。区割りの変わった有権者については、同じ政党の候補者に投票したものとみなして割り当てたという。
生成された100種類の選挙区割り当てを使用したシミュレーションの結果、平均の獲得議席数は民主党が7または8、共和党が5または6になったという。共和党の獲得議席数は最大でも8議席で、いずれの区割りでも民主党4、共和党9となることはなかったとのこと。Mattingly氏は「選挙結果が民意を反映したものにしたければ、選挙結果を左右するような偏った区割りが行われないよう民主主義を守るための対策が必要だ」と述べている。一方ノースカロライナ州上院議員のBob Rucho氏は、「区割りはゲリマンダーではない」とし、「候補者が有権者に何を語り、有権者が候補者に同意したかどうかという問題だ。どうしてこれを非競争的と言えるだろうか」と述べたとのことだ。
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