アビガン錠、エボラ出血熱治療薬として年明けにも国際的に承認される可能性

2014年11月16日 17:08

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記事提供元:スラド

富士フイルムホールディングスは11日、グループ企業の富山化学工業が開発した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠(一般名: ファビピラビル)」が年明けにもエボラ出血熱治療薬として国際的に承認される可能性があるとの見方を明らかにしたそうだ(ロイターの記事産経ニュースの記事47NEWSの記事日本経済新聞の記事)。

11月中旬からフランス、ギニア両政府が共同でギニアの患者60名を対象に臨床試験を実施。12月末に出る結果に基づき、関係当局が1か月程度で審査を行う見込みだという。臨床試験には世界保健機構(WHO)も関与しており、国際的な承認薬として出荷する方向で調整しているとのこと。

アビガン錠はエボラウィルスに対する抗ウイルス効果を有するとのマウス実験の結果が公表されている(過去記事)。また、フランス、スペイン、ノルウェー、ドイツの4か国で4人の患者に投与され、全員の回復が報告されているという。

なお、国立国際医療研究センターでは患者に濃厚接触して感染の可能性がある医療従事者に対し、アビガン錠を予防薬として使用するそうだ(YOMIURI ONLINEの記事)。 スラッシュドットのコメントを読む | 日本 | 医療

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