クラウドの排熱を利用する無料暖房サービス

2014年11月16日 17:06

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記事提供元:スラド

本家/.「Germans Can Get Free Heating From the Cloud」より サーバーの排熱利用は新しいアイディアではないが、ドイツの企業 Cloud&Heatが一歩進んだ利用法を開発したようだ。同社と契約するとラック入りのサーバーが設置され、排熱による暖房と温水が利用できるようになる。導入費用は一般的な暖房設備と同程度で、電気代とインターネット接続費用は同社が支払う。設置したサーバーを利用して、同社ではOpenStackベースのクラウドコンピューティングおよびストレージサービスを提供する。クラウド利用者のデータは暗号化され、暖房利用者のオフィスなどに設置されたサーバーに保存される。同社ではデータがドイツ国内に保存されることを保証しているとのこと。排熱を資産として活用することで、自前の設置場所を用意することなくデータセンターを構築することが可能な仕組みといえる。フランスの企業 Qarnotも同様のサービスを提案している。

 クラウドの使用率が高い時間と暖房の需要が高い時間が一致するとは限らないため、Cloud&Heatのシステムでは温水タンクに排熱を蓄える仕組みになっているという。また、夏季には余分な排熱を外部に放出する仕組みも備わっているとのことだ。実際にうまくいくのだろうか。

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