汎用プロセッサなど存在しない

2014年11月11日 21:37

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ケンブリッジ大学のDavid Chisnall氏は、プロセッサやアクセラレータをなんでも「汎用」として分類してしまう現在の傾向に批判的だ。ISCA 2014の場で発表されたプロセッサに関する45本の論文のうち、9本は明示的に汎用プロセッサと記載されていたという。それ以外は汎用のFPGAや汎用MIMDスーパーコンピュータであり、明示的に汎用プロセッサと記載されていないのはGPGPUだけであったようだ(ACMqueueSlashdot)。

 汎用プロセッサの定義は、アルゴリズムを一般的な目的で実行できることだという。しかし、それを名乗るにはすべてのプログラムを効率的に実行できる必要がある。今日の汎用プロセッサと呼ばれているものは、Cのような低レベル言語からコンパイルされたアプリケーションを実行することに特化された専門的なものだ。

 消費電力の制約からCPUと同時には利用できない「ダークシリコン」の問題がある限り、同じダイ上に異なるコアを載せて本当の意味での汎用化を目指すことは困難だ。そのような世界では、効率的なプロセッサはあっても、真に汎用的なプロセッサは存在しないとしている。

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