【木村隆のマーケット&銘柄観察】不二越の好業績評価は、これから本番を迎える

2014年10月22日 12:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【木村隆のマーケット&銘柄観察】

 不二越 <6474> は急落場面に遭遇している。今11月期の第3四半期の累計決算を発表したが、好業績期待で足元の株価は上昇していたため、好決算発表が目先の好材料出尽くし感につながっている。しかし、業績は好調で最高益更新が続く見込みであることを踏まえると、現状の株価水準は割安で上伸余地があるとみていい。

 今後は業績回復を背景に、再び徐々に株価水準を切り上げて上昇していく展開に戻ると予想される。アナリスト筋もレーティング最上位を継続、目標価格の引き上げを公表しており、見直し買い相場へスタートの可能性が強い。

 同社は工具、工作機械、ロボットなどの機械工具事業、ベアリングおよび油圧機器などの部品事業(主に自動車向け)をメインに展開する総合機械メーカー。特殊鋼の製造・販売や運送・情報処理関連のサービスなどのその他事業も手掛ける。

 カーエアコンや等速ジョイント用のベアリングなどの自動車部品、自動車生産向けの工具などの販売が好調に推移。工作機械は伸び悩んだが、建設機械用の油圧機器、ロボットなどの販売も伸長した。

 今11月期の営業利益は195億円と前期比58%増益が見込まれている。これは2007年11月期の168億円を上回り、過去最高となる。各分野の需要が強いことを踏まえ、メキシコにおけるベアリング工場の新設、中国のロボットの生産ラインの増設など世界各地で生産増強に向けて投資を拡大する方針を次々に打ち出している。2016年11月期営業利益250億円という中期経営計画の達成も視野に入ってくる。底値買いの好機と捉えられる。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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