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岡山大、認知症患者の「生活の質」を客観的に評価する指標を開発
岡山大学の寺田整司准教授らによる研究グループは、認知症患者の「生活の質」を客観的かつ簡便に評価する指標を開発した。
進行した認知症患者は本人の主観的な「生活の質」評価が難しいため、これまでに客観的な評価指標が数多く開発されてきた。しかし、それらの多くは知的機能や生活能力を評価するものであり、患者の気持ちを評価するものはほとんどなかった。
同研究グループは、2002年に31項目の評価指標を開発していたが、今回の研究では、より簡便で、患者の笑顔や喜びなどに焦点を当てた9項目の客観的な評価指標を開発した。このような陽性の感情に大きく焦点を当てたものは世界初であるという。
今後は、本研究によって開発された指標を使うことで様々な認知症介護の方法を評価することが可能になり、より良い介護方法の開発に繋がると期待されている。
なお、この内容は「International Psychogeriatrics」に掲載された。
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