ボルテージ Research Memo(8):男女向けに打ち出した「サスペンスアプリ」は好調な出足

2014年10月9日 17:29

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記事提供元:フィスコ


*17:29JST ボルテージ Research Memo(8):男女向けに打ち出した「サスペンスアプリ」は好調な出足

■中長期成長戦略

(1)男女向けアプリ展開

女性ユーザーの取り込みは恋愛ドラマアプリによって一定の成功を収めているため、「男女向け」の真のねらいは男性ユーザーの取り込みということになろう。それに対しボルテージ<3639>が打ち出したものが「サスペンスアプリ」だ。同社は2013年5月に「生存率0%! 地下鉄からの脱出」をローンチしたが、2014年4月にはリニューアルして「新・生存率0%! 地下鉄からの脱出」を投入した。同タイトルは後述するテレビCMの効果もあって、2014年9月には200万ダウンロードを達成した。

サスペンスアプリが成功している要因には様々な理由を挙げることができようが、弊社では恋愛ドラマアプリで培ったマルチエンディングストーリーのノウハウをサスペンスアプリにも適用したことが大きいのではないかと考えている。サスペンスというと「犯人・解決」を考えがちであるが、そうなるとマルチエンディングストーリーにするのは難しい。しかしこのタイトルでは「脱出の成否」を目的においているため、同社が得意とするマルチエンディングストーリーが可能となる。謎解きの楽しみに加えて、この先行き不透明感が男性ユーザーに受け入れられているものと推測される。男性ユーザーの一段の獲得に向けて、2015年6月期中に新規2タイトルのサスペンスアプリの投入を計画している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》

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