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概況からBRICsを知ろう~インド株式市場は続落、インフレ加速懸念や国際通貨基金(IMF)の利上げ提言が圧迫材料
*09:58JST 概況からBRICsを知ろう~インド株式市場は続落、インフレ加速懸念や国際通貨基金(IMF)の利上げ提言が圧迫材料
【ブラジル】ボベスパ指数 57436.33 +0.56%
7日のブラジル株式市場は4営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比320.43ポイント高(+0.56%)の57436.33で取引を終えた。寄りの57124.37を安値に、一時58317.95まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは42、値下がりは25、変わらず3であった。
26日に行われるブラジル大統領選挙の決選投票で、「第1回投票で敗れたシルバ元候補が、2位となり決選投票に進んだネベス候補を支持する見通し」との報道が好感された。9日にも連携して、決選投票に向けた基本的な立場を協議するもよう。それらの動きを受けて、政権交代による経済再生への期待から株の買いが優勢になった。
【ロシア】MICEX指数 1403.48 -1.03%
7日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比14.67ポイント安(-1.03%)の1403.48で取引を終了した。高値1421.81から安値1399.57まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは15、値下がりは31、変わらず4であった。
国際通貨基金(IMF)が世界経済成長率見通しを下方修正し、米エネルギー情報局(EIA)が原油価格見通しを下方修正したことを受けて、北海ブレント価格が下落したこと。また、この日発表されたドイツの8月鉱工業生産が前月比マイナス4.0%に落ち込んだことも懸念され、MICEX指数への売り圧力が強まったとの見方。
【インド】26271.97 -1.11%
7日のインドSENSEX指数は続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比1.11%(296.02ポイント)安の26271.97、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.17%(93.15ポイント)安の7852.40で取引を終えた。朝方は前日の終値近辺まで回復したが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。インフレ加速懸念や国際通貨基金(IMF)がインド準備銀行(中央銀行、RBI)に対して利上げを提言したことが圧迫材料。1993年以降の石炭鉱区の割り当てが無効だとの最高裁判所の判断を受け、計36の石炭鉱区の開発権利が民営大手から国営企業に戻されたと報じられた。専門家は、今後の発電コストについて、石炭開発の国営企業への逆戻りや賃上げの実施などで30%以上が増加すると試算した。
【中国本土】
中国本土市場は休場《FA》
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