3Dマトリックス Research Memo(7):止血材市場は世界で30億ドル規模、シェア拡大余地は大きい

2014年10月6日 08:48

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記事提供元:フィスコ


*08:49JST 3Dマトリックス Research Memo(7):止血材市場は世界で30億ドル規模、シェア拡大余地は大きい

■今後の見通し

(2)主要パイプラインの市場規模について

○吸収性局所止血材(TDM-621)
止血材の市場規模は世界で約3,000百万ドルとみられている。このうち米国で1,344百万ドル、欧州で1,078百万ドルと需要の大半を占めており、両地域での今後のシェア拡大が注目される。現在、止血材としてはヒト+ウシ由来のフィブリン糊が一般的に使用されているが、感染リスクがゼロとは言い切れず、また、操作性などの機能面でもスリー・ディー・マトリックス<7777>製品の優位性が高く、今後シェアを開拓していく余地は大きいとみられる。

○歯槽骨再建材(TDM-711)
歯槽骨再建材は、米国で約200万ドルの市場があるとみられている。米国では年間150万件程度の歯槽骨再建手術が行われており、このうち約80万件が異種骨(豚)や他人の骨を足場材として利用する施術を行っている(残りは自身の違う部位からの移植、人工骨などを利用)。同社の歯槽骨再建材を使えば、感染リスクもなく安全かつ容易に歯槽骨の再建を行うことが可能となるため、製造販売承認が得られれば売上の拡大余地は大きいとみられる。

○粘膜隆起材(TDM-641)
粘膜隆起材の競合製品としては、生化学工業<4548>の「ムコアップ(R)」のほか生理食塩水がある。「ムコアップ(R)」との比較では、粘性に優れており、切除部の隆起の高さや隆起時間、切除の容易さなどの性能面だけでなく、コスト面でも十分な競争力があるとみている。

「ムコアップ(R)」の年間売上高は現在2,000~3,000百万円とみられるが、粘膜隆起材としては安価な生理食塩水も多く使用されているのが現状で、これらすべてが「ムコアップ(R)」や同社製品に置き換わったと仮定すれば、国内で8,000百万円程度の市場規模になると同社では想定している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》

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