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3Dマトリックス Research Memo(6):15/4期以降収益は急拡大の見込み、事業化の進捗に注目
*08:47JST 3Dマトリックス Research Memo(6):15/4期以降収益は急拡大の見込み、事業化の進捗に注目
■今後の見通し
(1)中期経営計画の概要
スリー・ディー・マトリックス<7777>は、2014年6月に発表した中期経営計画にて、最終年度となる2017年4月期に売上高18,473百万円、営業利益8,213百万円を業績目標としている。
2015年4月期の業績に関しては、止血材の国内での製造販売承認取得と欧州での販売契約締結が前提となっており、これらスケジュールが遅延すれば計画を下回る可能性があることには留意する必要がある。特に、国内に関しては前述したように未だ協議が平行線の状態であり、今後も長引く可能性は否定できない。
国内での止血材に関する事業収益は、マイルストーン収益で1,300百万円、製品売上で2,000百万円程度を見込んでいる。マイルストーン収益は、製造販売承認のタイミング、保険収載価格決定時のタイミングと2段階で収益を計上する格好となる。保険収載価格の決定は年4回(1、4、7、10月)で、4月分の申請期限は3ヶ月前の1月末となっている。このため、止血材に関して計画どおりに収益を得るための条件は、2015年1月までに製造販売承認を得ることとなってくる。また、製品売上に関しては、2015年3月~4月までに承認が下りれば、販売パートナー向けに出荷することが可能なため、予定どおりの売上を計上できる見通しだ。
一方、海外では止血材の販売契約一時金で3,000百万円(欧州、アジア等)、製品売上として3,500百万円程度を見込んでいる。また、歯槽骨再建材は販売契約一時金で数億円程度の収益を見込んでいる。
2016年4月期に関しては、国内外のマイルストーン収益・販売契約一時金で4,000百万円、製品売上高で10,000百万円程度をそれぞれ見込んでいる。ただ、前述した創傷治癒材に関しては中期経営計画の業績数値に含まれていないため、計画が順調に進捗すれば上乗せ要因となる可能性がある。
なお、中期経営計画における研究開発費、販管費の計画はグラフのとおりとなっている。研究開発費は2015年4月期に1,704百万円と大きく増加する計画だ。国内で粘膜隆起材の治験を開始するほか、欧米での止血材の治験費用を見込んでの増加となっている。このため、治験の開始が計画よりも遅れることになれば、研究開発費も下回る可能性がある。また、販管費についてはブラジル、中国での子会社設立による人員増加、並びに止血材の本格出荷を予定していることもあり、2015年4月期は大幅増を見込んでいる。2016年4月期以降は、事業拠点の整備も一段落することから、ほぼ横ばい水準での推移を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》
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