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ビューティ花壇 Research Memo(9):新中計で今後3ヶ年を業績回復・向上への期間に位置付け
*17:41JST ビューティ花壇 Research Memo(9):新中計で今後3ヶ年を業績回復・向上への期間に位置付け
■中長期戦略
ビューティ花壇<3041>は、経常利益500百万円と東証1部上場を中長期的な目標に掲げ、スケールメリットの追求や業界を束ねる企業体力を強化することにより、主導的な立場で業界再編を手掛ける構想を描いていた。その構想自体に大きな変化はないものの、足元で想定以上のペースで単価下落が進む市場環境や業績の落ち込みを踏まえ、新たに中期経営計画を策定し、2015年6月期からの3ヶ年を業績回復・向上への期間と位置付けた。
特に、主力の生花祭壇事業については、市場環境に対応した低価格帯商品の開発により提案力を高め、同社独自の市場を創造するとともに、原価低減による収益力の強化を図ることで業績回復とシェア拡大を目指す方針である。具体的には、数十種類存在していた供花の仕様を数種類に集約するとともに、各支店で作成していた供花を加工物流センターで集中生産することなどにより、品質の維持とコストダウンを図る。また、人材派遣事業を展開しているビンクの連結子会社化により、従来外注化していたスポット的な業務社員をグループ内で補うことで、顧客サービスレベルの維持と収益機会の取り込みを狙う計画である。
厳しい市場環境に直面する同社にとって、これからの3ヶ年が正念場となるが、これを機に収益構造の変革と新たな市場の創造により業績を回復することができれば、むしろ、業界淘汰の進展と残存者利益の享受により、業界再編を手掛ける構想に近づく可能性も考えられる。したがって、構造改革の進捗と業績回復への足取りのほか、業界動向にも注目すべきであろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)《FA》
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