エイアンドティー Research Memo(3):血液検査に必要な製品を幅広く扱い、大規模病院向けで高シェア

2014年10月3日 16:55

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記事提供元:フィスコ


*16:55JST エイアンドティー Research Memo(3):血液検査に必要な製品を幅広く扱い、大規模病院向けで高シェア
■会社概要

(2)事業概要

1.製品
エイアンドティー<6722>は血液検査に必要な製品を開発・製造販売している。具体的には次の5つの製品系列に分かれている。実際の血液検査を行う「検体検査装置」、検査の際に使用する「臨床検査試薬」、センサーや容器など装置の「消耗品」、検査で得られたデータをまとめ、管理し、分析しやすくするITシステムの「臨床検査情報システム」、検査で使う複数の装置をベルトラインでつなげ、自動的に検査作業を行う「検体検査自動化システム」である。

これらのうち、検体検査装置と臨床検査試薬、消耗品は同社の創業時から継続している事業で、「血液検査事業」に分類される。一方、臨床検査情報システムと検体検査自動化システムは、血液検査事業に比べれば歴史が浅く新規事業に位置付けられ、「IT化・自動化支援事業」に分類される。

製品全体の特徴は高級機種が多いことである。大学病院、国公立病院、医療法人、検査センターのラボなど製品供給先は多岐にわたるが、大学病院や国公立病院などの大規模病院向けでシェアが高い。例えば、臨床検査情報システムについては都立病院の大半が同社製品を導入しているほか、大学病院及び国立病院でも約3割のトップシェアを確保している。

売上高全体に占める製品系列別の売上高構成比率は、2014年12月期の第2四半期累計で検体検査装置が6.6%、臨床検査情報システムが25.5%、検体検査自動化システムが11.9%、臨床検査試薬が27.1%、消耗品が19.8%、その他9.1%となっている。ここ数年の構成比率を見ると、装置やシステムで大型受注の有無による変化はあるものの、順位が逆転するほどの大きな変動はない。現在は、臨床検査情報システムと検体検査自動化システムが収益の伸びをけん引し、臨床検査試薬や消耗品が着実に収益を支える構造になっている。

製品系列別の営業利益は非公表となっている。臨床検査試薬や消耗品は利益率が高く、検体検査装置や臨床検査情報システム、検体検査自動化システムは製造原価が高いという。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)《FA》

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