タカショー Research Memo(1):上期決算はホームユース向けで苦戦も、プロユース向けや海外事業は着実に伸長

2014年10月3日 16:03

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記事提供元:フィスコ


*16:03JST タカショー Research Memo(1):上期決算はホームユース向けで苦戦も、プロユース向けや海外事業は着実に伸長
タカショー<7590>はガーデニング及びエクステリア商品の企画、製造、販売を主力としており、ガーデニング用品の取り扱いでは国内最大級を誇る。「やすらぎのある空間づくり」を基本コンセプトに、人工・天然の竹木製フェンスやガーデンファニチャー、緑化資材のほか、照明器具や池・滝・噴水なども手掛けている。庭での暮らし方を提案するライフスタイルメーカーとして業容を拡大してきた。また、国内のみならず、海外への販路拡大も積極的であり、欧州、米国、アジア、オセアニアへも展開し、同社の成長を後押ししている。市場規模の大きなコントラクト(非住宅市場向け建材、外装)にも参入した。

2015年1月期上期(2014年2-7月)の業績は、売上高が前年同期比1.6%減の9,925百万円、営業利益が同41.8%減の506百万円と期初予想を下回る減収減益となった。消費税増税後の市場低迷に加えて、異常気象(長梅雨等)の影響などにより、日除け関連商品を中心に量販店向け販売(ホームユース向け)が大きく落ち込んだ。一方、注力するエバーアートウッド関連商品や屋外ライト商品は、プロユース(ハウスメーカーやエクステリア施工業者)向けに順調に伸長している。また、海外事業も欧州や米国を中心に拡大しており、同社の成長戦略の進捗という視点に立てば、着実な進展を見せていると言えよう。利益面では、将来の成長に向けた先行投資的な営業費用(基幹システムや販促関連等)により営業利益率は5.1%(前年同期は8.6%)に低下した。

同社は、2015年1月期の通期業績予想を据え置いており、売上高が前期比7.9%増の19,490百万円、営業利益が同20.1%の1,209百万円の増収増益を見込んでいる。エバーアートウッドを用いた新商材の販売開始やギフトカタログ分野への参入、海外事業の伸長などにより下期での巻き返しを図る方針である。また、利益面でも、自社工場生産比率の向上による原価率の改善や、業務フローの見直しによる生産性の向上、営業費用の圧縮などで収益力の強化を進めている。

引き続き、プロユース向けの強化や積極的な海外展開を軸とした同社の成長戦略の進捗に注目したい。

■Check Point
・上期は期初予想を下回るも、注力するエバーアートウッド関連商品などはほぼ計画どおりに伸長
・期初予想を据え置き、新商材の販売開始や海外事業の伸長などにより下期での巻き返しを図る
・「ガーデン&エクステリア ライフスタイル メーカー」として更なる成長へ

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)《FA》

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