情報技術開発 Research Memo(5):直接取引を中心とした安定的な顧客基盤を構築

2014年10月1日 17:02

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:06JST 情報技術開発 Research Memo(5):直接取引を中心とした安定的な顧客基盤を構築

■特徴

情報技術開発<9638>の価値創造の源泉は、以下の3つの強みにあると考えられる。

1.直接取引を中心とした安定的な顧客基盤
大手SI企業を頂点として中小の下請け企業がぶら下がる多重構造となっている業界において、同社が直接取引を中心とした安定的な顧客基盤を構築できたのは、古くから顧客の情報システムの保守・運用サービスを手掛けてきた信頼関係によるところが大きい。質の高いサービスの提供に加えて、顧客の情報システムや業務にも深く入り込んだ関係は、スイッチングコスト(取引相手を替えることにより発生するコスト)を引き上げ、安定的な取引につながっていると考えられる。

2.安定と成長のバランスのよい事業ポートフォリオ
安定的な顧客基盤を有する情報処理サービスがキャッシュカウ(収益源)となっていることに加えて、ソフトウェア開発や組込ソフトなどで培ってきた専門性の高い技術力やノウハウにより、新たな成長分野への展開が可能となっている。また、デジタル広告や在宅介護・医療システム、セキュリティ・顔認識システムなど、需要拡大の見込めるソリューション分野に強いことも同社にとって大きなアドバンテージとなっている。

3.積極的な人材教育を通じた人材力
同社は、社員教育にも力を入れており、2006年にスタートしたPTA(Project TDI Academy)は、業務知識とITスキルの専門研修であり、毎年10名の社員を選抜して1年間の集中的なエンジニア教育を行っている。また、湯河原(神奈川県)には大規模な人材開発センターも保有している。同社は技術力の更なる強化に取り組んでおり、技術力による差別化を一層強く打ち出していく方針である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)《FA》

関連記事