きちり Research Memo(9):収益性の高さが同社の特徴、総投資利回りは業界最高水準

2014年9月8日 18:17

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記事提供元:フィスコ


*18:21JST きちり Research Memo(9):収益性の高さが同社の特徴、総投資利回りは業界最高水準
■同業他社比較

中堅規模の居酒屋業態を展開する同業他社6社との比較を下表に示した。きちり<3082>の特徴としては営業利益率、ROEが高い点が特筆されよう。「KICHIRI」の店舗コンセプトが消費者に受け入れられ、業界平均よりも高い客単価で店舗運営できていること、また、PFS事業の展開によるスケールメリットを生かしたビジネスモデルとなっていることなどが、収益性の高さにつながっていると思われる。

株価指標面では、予想PERが最も低い一方で、PBRは高くなっている。PBRが高いのは、自己資本が小さいなかで、急速に利益成長してきた裏返しとも言える。また、株主優待も含めた総投資利回りでは6.8%と最も高くなっている点も注目されよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》

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