電算システム Research Memo(2):データ処理だけにとどまることなく事業領域と顧客層を拡大

2014年9月5日 17:59

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記事提供元:フィスコ


*18:01JST 電算システム Research Memo(2):データ処理だけにとどまることなく事業領域と顧客層を拡大
■会社概要

(1)沿革

電算システム<3630>は1967年、岐阜県内の企業の情報処理業務を受託することを目的として、地元企業や地銀の共同出資により (株)岐阜電子計算センターとして設立された。地方企業ではあるものの、技術力と先進的なことに積極的にチャレンジする企業風土とがあいまって、1973年4月には民間企業初の「口座振替サービス」を開始、着実に業容とプレゼンスを高めていった。1977年に、岐阜県外での事業拡大を企図して現社名へと変更した。

同社の創業事業は情報サービス事業であるが、この分野では1982年のPOSオンライン・サービスの開始、1986年の郵便局「ふるさと小包」事業のバックオフィス業務受託など、データ処理だけにとどまることなく事業領域と顧客層の拡大に取り組んできている。1997年には再び全国初のサービスとして、コンビニエンスストアでの代金決済代行サービスを開始した。これは前述の口座振替サービスとともに、現在の収益2本柱の片方である収納代行サービス事業へと成長を遂げた。

証券市場へは、2008年10月に東京証券取引所第2部及び名古屋証券取引所第2部に上場し、その後2012年9月に東証1部及び名証1部へ指定替えとなって現在に至っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》

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