ダイナック Research Memo(4):厳しい外食業界の中で給食は比較的堅調な推移

2014年9月2日 18:37

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記事提供元:フィスコ


*18:37JST ダイナック Research Memo(4):厳しい外食業界の中で給食は比較的堅調な推移

■会社概要

(3)業界環境

農林水産省の外郭団体である「食の安全・安心財団」によると、2013年の外食産業全体の市場規模は前年比2.4%増の29.8兆円だった。このうち、飲酒をメインとする居酒屋・バー等の市場規模は同3.9%増の3.7兆円とやや上向いたものの、1992年の5.4兆円をピークに縮小トレンドから抜け出せていない。この要因として、景気の停滞が続くなか個人消費の低迷や接待費の削減によるデフレスパイラル、リーマンショックや東日本大震災後の消費萎縮などが考えられる。

本来、外食産業は参入障壁の低さゆえに新陳代謝の激しい業界であり、勝ち抜くには集客に向けた価格戦略や差別化戦略、ニーズを捉えた市場創出などが求められる。ダイナック<2675>のほか、上場の同業他社は、ワタミ<7522>、コロワイド<7616>、大庄<9979>などが売上規模で上位を占める。

他方、厳しい外食業界の中にあって比較的堅調なのは、社員食堂や施設内でレストランを受託する給食である。事業者のコスト削減要請で食堂やレストランのアウトソーシングが進み、新たなビジネスチャンスが創出されるなか、B2Bビジネスの給食は実績や信頼が受託決定の要因となる傾向が強い。スケールメリットを活かすためにも、ある程度得意分野に絞ったアプローチが一般的であると見られ、競合状態は比較的緩やかであると考えられる。

上場の同業他社はシダックス<4837>、非上場企業では日清医療食品や西洋フード・コンパスグループ、エームサービスなどが挙げられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 馬目 俊一郎)《FA》

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