「非」最適通貨圏の「非」伝統的金融政策

2014年8月26日 12:48

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記事提供元:フィスコ


*12:49JST 「非」最適通貨圏の「非」伝統的金融政策
ジャクソンホール・シンポジウムでの昼食会で、ドラギ欧州中銀総裁は、ユーロ圏の高い失業率と低いインフレ率への懸念を表明し、9月の欧州中央銀行定例理事会での追加緩和の可能性を示唆した。


ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ米コロンビア大教授は、「基本的な問題は、ユーロ圏が最適な通貨圏ではないということだ。欠陥のある構造を欠陥のある政策と結びつけたことが破壊的な影響をもたらしきた」と批判している。

ユーロ圏は、労働の移動性に問題があることで、共通通貨を導入できる「最適通貨圏」ではない、非最適通貨圏といえる。


非最適通貨圏にマイナス金利を導入したものの、最大の経済圏ドイツは、マイナス成長に陥り、2位のフランスはゼロ成長、3位のイタリアはリセッション(景気後退)に陥った。


ドラギ欧州中銀総裁は、「非最適通貨圏」に量的緩和という「非伝統的金融政策」を打ち出そうとしているが、日本のように失われた時への入口に立ったのかもしれない。《MY》

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