システム ディ Research Memo(3):業種特化型パッケージソフトを売切り型とクラウド型の2方式で展開

2014年7月30日 08:35

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記事提供元:フィスコ


*08:35JST システム ディ Research Memo(3):業種特化型パッケージソフトを売切り型とクラウド型の2方式で展開

■会社概要

(2)事業概要

システム ディ<3804>の事業は業種特化型のパッケージソフトの開発・販売であり、各パッケージソフトのライセンスを売切りのオンプレミスとクラウドサービスの2つの方式で販売している。対象顧客は大きく民間向けと公共向けに2分されるが、民間向けでは4事業エリア、公共向けでは2事業エリアでパッケージソフトを提供している。

民間向けは、学園ソリューション、ウェルネスソリューション、ソフトエンジニアリング、及び薬局ソリューションの4事業部門を展開している。これらはいずれも事業としては黒字が定着しているが、なかでも収益の柱は学園ソリューションである。ウェルネスソリューションも、事業の歴史が長いこともあって、学園ソリューションに次ぐ収益源となっている。

公共向けは公教育ソリューションと公会計ソリューションの2事業部門を展開している。これらは2010年以降に開始されたこともあって、民間向け事業を“既存事業”とした場合の対比として“新規事業2部門”と称されることもある。後述するように、今後の収益成長のエンジンとしての期待は大きいが、足元はともに損益トントンのレベルにあり、言わば本格的業容拡大に向けての準備が整った段階にあると言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)《FA》

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