9日の香港市場概況:4日ぶり反発も上値は重い、中国の内需低迷などを警戒

2014年6月9日 18:24

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記事提供元:フィスコ


*18:24JST 9日の香港市場概況:4日ぶり反発も上値は重い、中国の内需低迷などを警戒

9日の香港市場では主要指数のハンセン指数が4営業日ぶり反発となり、前営業日比166.47ポイント高(+0.73%)の23117.47で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同65.80ポイント高(+0.64%)の10406.79、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同27.23ポイント高(+0.64%)の4275.81だった。

ハンセン指数は終日堅調に推移。先週末に割り込んだ節目の23000台を回復した。5月の米雇用統計の改善や、それを受けた6日の米株高が支援材料。また、8日に発表された中国の5月貿易統計で、輸出の伸びが市場予想を上回ったことも追い風となった。ただ、同月の輸入は市場の予想に反してマイナス転落となっており、一部では内需の低迷が警戒された。この日の中国本土市場が不安定な値動きとなったこともあり、指数の上値は限定的だった。

ハンセン指数の構成銘柄では、港湾関連の中遠太平洋(01199/HK)が2.44%続伸。バルチック海運指数の4日続伸を受け、海運市況の改善期待が強まった。このほか、指数ウエートの大きいHSBC(00005/HK)やテンセント(00700/HK)が買われ、相場を押し上げた。

半面、カジノ株が大きく下落。銀河娯楽(00027/HK)が2.41%安、サンズ・チャイナ(01928/HK)が2.67%安で引けた。先に発表された5月のカジノ収入統計が低調だったことから、先行き懸念がくすぶっている。また、華潤置地(01109/HK)が後場に値を崩し、0.78%安となった。

ハンセン銘柄以外では、自動車セクターの東風汽車集団(00489/HK)と長城汽車(02333/HK)が明暗を分け、それぞれ4.91%高、6.13%安で取引を終えた。東風汽車は1-3月期の堅調な決算や外資系証券による目標株価の引き上げが買い手掛かりに。一方、長城汽車は5月の新車販売が2桁の落ち込みとなったことが嫌気された。《KO》

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