グーグル、3D認識タブレットの試作機を開発者向けに提供

2014年6月6日 16:46

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記事提供元:mobilenavi

米グーグルは、人間のような空間認識能力を持つ携帯端末を制作するプロジェクトの試作機「Project Tango Tablet Development Kit」を発表した。

米グーグルは、人間のような空間認識能力を持つ携帯端末を制作するプロジェクトの試作機「Project Tango Tablet Development Kit」を発表した。[写真拡大]

 米グーグルは5日、人間のような空間・運動認識能力を持つ携帯端末を制作するプロジェクト「Project Tango」の試作機「Project Tango Tablet Development Kit」を発表した。開発者に限定して提供するもので、年内に1,024ドル(約10万4,800円)で販売するという。

 「Project Tango」で開発する端末は、端末本体の3次元的な動きを計測すると同時に周囲の環境をマッピングできるという。端末の用途としては、「端末を持ちながら部屋を歩くだけで部屋のサイズを計測する(家具の購入のために)」「視覚障害者が補助なしで初めての場所を行き来できる」「店舗で商品が置かれている棚の位置まで検索できる」といった可能性が紹介されている。

 今回発表された「Tablet Development Kit」は、7インチディスプレイ、CPUとしてNVIDIAのTegra K1、4GBのRAM、128GBのストレージ、モーショントラッキングカメラ、深度センサーなどを搭載し、WiFi、Bluetooth Low Energy、4G LTEに対応する。

 開発者は専用フォームから応募することで、発売時に情報を受け取ることができる。

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