Google従業員の性別・人種別構成、目標とする多様性には遠い

2014年6月1日 17:29

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記事提供元:スラド

Googleが従業員の性別構成および人種別構成を公表している(Google — DiversityOfficial Google Blogの記事brianstorms.comの記事ロイターの記事本家/.)。

全従業員に占める女性の割合は30%となっているが、技術系の職種では17%に過ぎない。一方、技術系以外の職種では48%を占めるという。人種別構成では白人が61%、アジア系が30%と大半を占めており、技術系でもそれぞれ60%、34%となっている。ヒスパニック系は3%、黒人は2%で、技術系職種ではそれぞれ2%、1%とさらに少ない。GoogleのLaszlo Bock氏は、技術系の職種で女性やヒスパニック、黒人の割合が低い一因として、これらの人々ではコンピューターサイエンスを学ぶ人の割合が低いことを指摘する。Googleではコンピューターサイエンスを学ぶ人を増やすために努力をしているが、従業員の多様性については目標からほど遠いとのこと。なお、「Diversity」ページでは、多様な従業員グループがあることも紹介されているが、一定の年齢を超えた「Greyglers」にはビントン・サーフ氏の写真があるのみで、従業員の年齢構成については触れられていない。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | ビジネス | Google | 教育 | IT

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