【中国の視点】ソニー復活:斬新な商品が必要、PSの中国投入でゲーム部門に期待

2014年5月27日 08:18

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記事提供元:フィスコ


*08:18JST 【中国の視点】ソニー復活:斬新な商品が必要、PSの中国投入でゲーム部門に期待
ソニー<6758>が発表した2013年度の最終決算では1283億円の赤字となった。2012年4月から社長に就任平井一夫氏がソニー復活戦略を打ち出したが、2012年度は固定資産の売却や円安効果で黒字回復したものの、2013年度は再び赤字に転落した。

IBMのストラテジスト王祺氏は、ソニーが既存商品で迷っていると指摘し、目を見張るようなアイディア商品がなければ、赤字を継続する可能性を否定できないとの見方を示した。

平井社長が就任後、「デジタルイメージング」「ゲーム」「モバイル」3つのコア事業を強化する戦略を打ち出した。王氏は、方向性が正しいが、効果が軽微だと指摘。米大手通信機器アップルに比べると、ソニーの商品に斬新さが欠けているほか、価格面などで韓国や中国メーカーに負けていると分析した。投資家は商品価値や個性化などに注目しており、ソニーの商品が世界3位に入らなければ、本格回復が難しいとの見方を示した。

また、中国の業界専門家は、ソニーの復活が順調に進まない理由について、日本家電大手が世界での影響力が低下していることも一因だと指摘。機能性や技術力で世界をリードしてきた日本メーカーはスマートフォン時代で優位性がなくなっていると強調した。

なお、ソニーは家庭用ゲーム機プレイステーション(PS)4を今夏に中国市場に投入する予定が、合弁先の「上海東方明珠」の発表で明らかになった。ゲーム機市場では、ソニーが現時点で競合の米マイクロソフトをややリードしており、中国市場での一段伸びが期待されている。《ZN》

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