20日の中国本土市場概況:上海総合は小反発、需給懸念緩和も景気の先行き不安が根強い

2014年5月20日 17:02

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記事提供元:フィスコ


*17:03JST 20日の中国本土市場概況:上海総合は小反発、需給懸念緩和も景気の先行き不安が根強い

20日の中国本土市場は小動き。上海総合指数は前日比2.94ポイント高(+0.15%)の2008.12、深セン成分指数は同0.31ポイント安(-0.004%)の7151.18だった。

上海総合指数は堅調スタート。近く再開される新規株式公開(IPO)について、予想よりも緩やかなペースでの実施になるとの見方が、需給懸念をやや緩和させた。ただ、今週22日にHSBCの5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)の発表を控える中、景気の先行き警戒感から買い進む動きも見られなかった。指数は前場中盤に上げ幅を縮小し、後場には前日終値近辺でのもみ合いとなった。

中国証券監督管理委員会(証監会)の肖鋼主席は19日、6月から年末までに100社程度の上場を計画していると述べた。毎月ほぼ均衡になるようなペースでの実施を予定しているという。1カ月当たり14-15社が上場する計算だが、市場では「予想より緩やかなペース」との声も。なお、1年以上ぶりのIPO再開となった今年1月には45社が新規上場している。

セクター別では、環境関連の一角が上昇。河北省が2017年末までに、環境対策に4217億元を投下するとの報道が支援材料となった。このほか、中国軟件(600536/CH)などIT関連が高い。中国当局はこのほど、政府機関がパソコンを新規に調達する際、米マイクロソフトの「ウィンドウズ8」を搭載しないよう求める通達を発表。国産品の商機になるとの思惑につながった。《KO》

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