キャリアリンク Research Memo(3):民間企業や官公庁等でのBPO化の流れが成長機会に

2014年5月16日 16:19

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記事提供元:フィスコ


*16:19JST キャリアリンク Research Memo(3):民間企業や官公庁等でのBPO化の流れが成長機会に
■会社概要

(2)SWOT分析

キャリアリンク<6070>の経営を取り巻く外部環境と経営の現状について、SWOT分析で簡便表にてまとめた。なお、SWOT分析とは、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つのカテゴリーで要因分析し、今後の経営戦略を策定していく手法のことである。

外部環境面での成長機会としては、民間企業や官公庁等でのBPO化の流れが挙げられる。また、2015年春に予定されている派遣法改正では、同じ業務で(派遣社員を入れ替えても)最長3年迄だったのが、「同じ派遣社員で最長3年迄」に切り替わることから、AさんからBさんにと派遣社員を入れ替えていけば、同じ業務での派遣受け入れが永久に可能になるため、派遣社員を利用する企業にとっては利便性が一層高まる。一方、派遣スタッフに対しては無期雇用への選択肢を設けるほか、すべての派遣事業者を許可制に移行することになる(従来は一部、届出制)。これによって、無期雇用の推進による派遣ビジネスのステータス向上が期待されるほか、許可制への完全移行によって零細派遣事業者(主にIT業界に多い)の淘汰が予想される。

以上から、大型のBPO案件を主力とする同社において、今回の改正によるマイナスの影響はないと考えられる。逆に、常用雇用型の派遣案件の獲得を強化していく方針であることから、むしろ業容の拡大が期待される。

内部環境における強みとしては、前述したようにBPOにおける業務効率向上のための企画提案力や、大型プロジェクトにおける短期間での稼働立ち上げ、運用力の高さなどが挙げられる。一方、弱みとしては主要顧客の売上比率が高いことが挙げられるが、一般企業などからのBPO関連事業の受注が拡大しており、2014年2月期には特定の取引先に売上高の過半を依存した状況は改善されている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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