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キャリアリンク Research Memo(8): 総合利回りは同業他社を上回る水準
記事提供元:フィスコ
*16:22JST キャリアリンク Research Memo(8): 総合利回りは同業他社を上回る水準
■同業他社比較と株主還元策
人材派遣業を主事業とする同業他社との収益性、株価指標を表にまとめた。2013年度における収益性は11社単純平均の経常利益率が3.8%となっているのに対し、キャリアリンク<6070>は2.4%と平均をやや下回る水準となっている。一方、自己資本比率では11社平均の50.8%に対して52.7%と、平均をやや上回る水準。当面の改題は収益性の改善にあると言え、いかに売上高の規模を拡大できるかが鍵を握るものとみられる。
株価指標では、今期予想PERの11社平均が約24倍だが、このうち100倍以上あるJPNホールディングス<8718>を除けば16倍程度となり、ほぼ同水準で評価されている。一方、配当金に株主優待を加味した総合利回りは5.1%と、同業のなかでは高い水準になっている。
株主還元策は、配当金と株主優待制度(QUOカード1,000円分の贈呈)を導入している。成長を持続させるための事業展開と経営基盤強化のために必要な内部留保を確保しつつ、業績動向なども勘案しながら適正で安定した配当を継続する方針としている。2014年2月期は減収減益ながらも14円の配当を維持。今期も14円を継続していく方針としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》
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