【木村隆のマーケット&銘柄観察】第一精工は高値圏で頑強、輸出関連の勝ち組評価が確立

2014年5月16日 12:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 第一精工<6640>(東1)が高値圏で頑強な動きを続けている。昨年11月1日の高値1534円から整理局面にあるが、直近のポジションは1370円台と高値圏にとどまっている。特に輸出関連株全体が波乱に陥る局面でも大した影響を受けず、投資家の買い意欲が非常に高いことを示している。

 同社はコネクタを扱う電気・電子部品事業が主力。特にコネクタはノートPCや携帯電話、タブレットPC、スマートフォン、デジタル家電などに幅広く供給され、主要製品の細線同軸コネクタは世界トップシェアを誇る。そうした実力が先行きの成長への期待を刺激、言わば輸出関連株の勝ち組としての評価が確立しつつある。

 今2014年12月期の第1四半期の業績も、営業利益は1億4100万円と、前年同期の1億9700万円の損失から大きく改善した。主力製品であるアンテナ用の超小型RF同軸コネクタは、スマートフォンやタブレットパソコンをはじめとするモバイル端末の需要が底堅く推移し、中国端末メーカー向けの受注が拡大したことから好調を維持した。細線同軸コネクタは、新型モデルのノートパソコン向けに需要が増加したことに加え、ウィンドウズXPのサポート終了に伴う買い換え需要等もあり、予想以上に伸長した。

 自動車部品事業も、国内、海外ともに車載用センサーをはじめとする自動車電装部品や車載用コネクタが好調。第1四半期の勢いを受け継ぎ、今12月期通期では営業利益は14億円(前期は4300万円)と急向上を想定している。

 また、主力のコネクタ、自動車部品、精密機構部品並びに半導体製造装置事業に次ぐ新分野として、圧電薄膜を用いた新たなHEMSデバイスの開発・商品化を目指すことを発表した。天井を押し上げていく要素になりそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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