中小型株の底堅さを見極めたいところ/ランチタイムコメント

2014年5月16日 12:00

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記事提供元:フィスコ


*12:01JST 中小型株の底堅さを見極めたいところ
 日経平均は大幅に続落。242.42円安の14055.79円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。連日のギャップ・ダウンからのスタートとなり、14100円を割り込んで始まった。15日の米国市場では、著名ヘッジファンドマネージャーが株式相場にやや慎重な見方を示したほか、5月住宅市場指数が市場予想に反して悪化したことを受け、利益確定の流れが強まった。
 売り一巡後は狭いレンジ取引となり、日経平均の日中値幅は50円弱。14000円を維持しているが、ソフトバンク<9984>がじりじりと下げ幅を広げるなど、リバウンド機運は高まらず。セクターでは東証33業種すべてが下げており、その他金融、証券、パルプ紙、銀行、情報通信、非鉄金属などの弱さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の9割近くを占める全面安商状に。
 日経平均は14000円割れ目前でのこう着が続いている。様子見姿勢が強い状況であり、薄商いのなかではそれほど大きなエネルギーは必要なく、先物主導で仕掛けてくる可能性はありそうだ。ソフトバンク<9984>も7000円割れから、改めて売り直されている格好であり、週末要因もあってリバウンドを狙う流れは期待しづらいところか。
 米株の動向も不安定であり、ポジションを圧縮する動きも意識される。足元で底堅さが意識されてきていた中小型株も利食い優勢となるなか、一部の銘柄に短期の値幅取り狙いの資金が集中する格好になりそうだ。ミクシィ<2121>がストップ高で張り付いているが、コロプラ<3668>やドワンゴ<3715>辺りが切り返しをみせてくるようなら、急速に出直りの流れにつながる可能性はあるだろう。引き続き、中小型株の底堅さを見極めたいところである。(村瀬智一)《FA》

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