【木村隆のマーケット&銘柄観察】BS11は小さく生まれ大きく育つ、好業績がサポート

2014年5月14日 09:54

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 BS11<9414>(東2)が力強い上昇相場を歩んでいる。同社は3月12日に新規上場のニューフェース銘柄。上場当日は1820円の公募価格に対し、初値は1940円と静かにスタートを切った。しかし、その後は見直し買いが先行し、5月9日には2136円高値までか水準を切り上げた。新規上場銘柄にとって最高のパターンとされる、小さく生まれて大きく育つ、を地で行く足取りである。

 株価をサポートするのは好業績。今2014年8月期の2月中間決算は売上げ37億7300万円(前年同期比12.0%増)、営業利益8億7500万円(同38.5%増)の好決算となった。通期の業績については、売上げ78億円(前期比11.2%増)、営業利益15億5000万円(同13.8%増)の増収益見通しを据え置いた。

 同社はBS(放送衛星)を利用したデジタルハイビジョン放送事業者。BSの11チャンネルを選択すれば無料で視聴できる全国放送「BS11(ビーエス・イレブン)」を運営している。「ゆったり」見られる上質な教養・娯楽番組と「じっくり」掘り下げる報道・情報番組を発信している。2011年7月に地上テレビが完全デジタル化、BSデジタルを搭載しテレビへの買い替えが増加するなど、衛星放送(BS)の媒体価値向上が追い風になっている。

 CM収入は、番組を提供するタイム収入、番組と番組の間の「スポット収入」がともに伸びている。一方、再リース期間に入る放送設備が増えて放送関連費用が減少していることも増益要因。

 今後は、スタジオを増設し番組制作体制を拡充するほか、人気アニメや映画製作への出資等も行うことでコンテンツ獲得も強化し、現時点でドラマ・アニメ・ショッピング・競馬に比重が高まっている収益基盤の多角化を図る方針。併せて積極的な広報活動により視聴者の認知度・接触率を改善、媒体価値の向上を目指す。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
直近東証1部市場変更株は決算発表を先取りして「1部半銘柄」的な個別業績相場発進を期待=浅妻昭治(2014/05/07)
【編集長の視点】BS11は反落も2Q好決算と記念増配を手掛かりに内需割安株買いが交錯(2014/05/07)
【今日の言葉】決算発表本格化、15年3月期に期待と不安(2014/05/02)
【編集長の視点】サトーHDは連続の最高純益更新・増配で消費増税関連の本命株人気を再燃余地(2014/05/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事