アートピースのようなコレクションに注目 香港のデザイナーデュオ「エリザベス&ジャクリーン(Elizabeth & Jacqueline)」がデビュー

2014年5月12日 17:41

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記事提供元:アパレルウェブ


「エリザベス&ジャクリーン(Elizabeth & Jacqueline)」ラフォーレ原宿1階「ウォール」で販売

 2014春夏にデビューした香港発のデザイナーデュオブランド「エリザベス&ジャクリーン(Elizabeth & Jacqueline)」の販売が好調だ。クチュール的要素とストリート感覚を巧みに融合させたデザインは、同ブランドの取り扱いを始めたラフォーレ原宿「ウォール(WALL)」(運営:アッシュ・ペー・フランス)で、海外からの観光客や40歳代以降の大人の女性まで幅広い客層を取り込んでいる。

 「エリザベス&ジャクリーン」は、香港出身のエリザベス・リンとジャクリーン・ツァンが2013年に結成したブランド。英国の名門セントラル・セント・マーチンズ芸術大学の学生同士として知り合った2人は、アレキサンダーマックイーンやヴィクター&ロルフ、マシューウィリアムソンなどの著名メゾンでインターンを経験後、2012年香港で再会。エリザベスが新人デザイナーの登竜門「香港ヤングデザイナーズコンテスト2013(YDC2013)」でグランプリを受賞(ジャクリーンはサポート役として参加)したことをきっかけに、同年、2人の名前を冠した「エリザベス&ジャクリーン」を立ち上げた。


2013年1月に発表されたYDC2013でグランプリを受賞したエリザベス・リンの作品「タイム・カプセル」。多彩なプリーツやグラフィカルなデジタルプリントに香港文化の多面性を、ヴィクトリア王朝時代のドレスを彷彿とさせるシルエットに英国支配の名残を表現。リンは、自身がエントリーしたパーティー&イブニングウェア賞に加え、素材使いやテクニックにおいて斬新なアプローチが見られたデザイナーに贈られるベスト・イノベーション賞も獲得、見事トリプル受賞を果たした。エリザベス・リン(左から2番目)と、審査員を務めた益子杏子氏(1番右)。詳細はこちら
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 現在「ウォール」の店頭に並ぶのは、デビュー作となる2014春夏コレクション「Our Day Will Come」。エリザベスのボーイフレンドの故郷ニュージーランドの地に思いを馳せ、その原風景を大胆にプリント。アートピースのように構築的でフェミニンなドレス群のなかには、パラシュートのフォルムやディテールを落とし込んだワンピースもある。

 「360度どこから見ても楽しめる立体的な作り込みと、独創的な柄が魅力」と話すのは、アジアの若手デザイナーたちを発掘するアッシュ・ペー・フランス「ハラジュクショールームプロジェクト」の益子杏子ディレクター。益子氏は、エリザベスがファイナリストとして参加したYDC2013で審査員を務めた1人。8ヶ月後の2013年9月、同社が主催する合同展示会「ルームス」に出展した2人のコレクションを見て、改めてその実力を実感。日本での販売に至った経緯について、「YDCで見せたインパクトのあるシルエットやクチュール的な手仕事の美しさを残しつつ、ストリートのトレンドもきちんと捉えていた」(同氏)と振り返る。

 実際の売れ行きも順調で、プリントドレスは一部品切れに。4月に行った店頭でのプロモーションでは、「かわいい!」とディスプレイの前で足を止める20歳代のグループのほかに、アジア・欧米からの観光客の姿も見られるなど、同店舗にとっても新顧客の開拓につながった。「ウォールの中心顧客は20~30歳代だが、40歳代以上の女性が購入されることも多い。女性らしさや実際に着用したときの美しさが、大人の女性もひきつけている」と益子氏は話す。

 すでに今年1月には、来秋冬コレクションを香港で発表したエリザベスとジャクリーン。日本市場の開拓にも意欲を持っているというだけに、来シーズンに向けた活動が早くも待たれる。


パラシュートのフォルムやディテールを落とし込んだドレス(左、税抜き7万8,000円)

蚊をとぶ姿を描いたユニークなプリントも

「ウォール」限定のストールも販売(税抜き1万2,000円)


2014春夏コレクションのランウェイショーの模様。

■「エリザベス&ジャクリーン(Elizabeth & Jacqueline)」公式サイト
http://elizabethandjacqueline.com/

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

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