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【木村隆のマーケット&銘柄観察】西武ホールディングスは東京オリンピックのホテル需要増に期待
西武ホールディングス<9024>(東1)がしっかりした足取りを見せている。新規上場を前にした公開価格決定に際し、仮条件1600-1800円の下限1600円で公募価格が決定するなど、決して前評判は高くなかった。
しかも、日立マクセル<6810>(東1)やジャパンディスプレイ<6740>(東1)など、直近の大型上場銘柄が公開価格割れの不振スタートとなっていたこともあり、同社に関しても、新規上場にそれほどの期待感はなかった。しかし、4月23日の上場に際して初値は1600円と、公募価格と同値でスタート、いい意味で市場の予想を裏切る結果となった。その後も公募価格を上回る推移が続き、4月30日には1899円の高値を示現する人気ぶりとなっている。
公開価格が当初の想定価格2300円を大きく下回ったためか、上場前に大株主の米投資会社サーベラス・グループが売り出しを辞退、目先の需給好転もプラス要因になっている。当初の想定価格2300円以下では売り物が出てこないとの思惑も広がり、先高観を支える要因になっている。
PERは38.8倍とやや割高感がある。しかし、東京オリンピック開催へ向け外国人観光客の増加が見込まれる中、「ザ・プリンス」「グランドプリンスホテル」「プリンスホテル」の3つのブランドを中心に、主に首都圏でシティホテルを運営していることが、同業電鉄会社と比べプラス要素にカウントされている。
西武鉄道沿線や都心のホテル用地の開発、駅ナカ・駅チカ店舗やアウトレットモールなどの商業施設の開発、住宅・マンション・別荘地の分譲、オフィスや住宅の賃貸など、不動産株としての側面もある。大型上場ゆえに個人投資家の人気も高く、強調持続の方向が期待される。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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