「タンパク質の風味」がする加工食品、肥満の原因として指摘される

2014年4月30日 18:56

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記事提供元:スラド

danceman 曰く、 現代社会において蔓延している肥満の原因の1つに、脂肪や炭水化物に偏った食事がある。そして、人が脂肪や炭水化物を過剰摂取するようになったのは加工食品が原因であるという指摘がある(Natureslashdot)。

 Natureの記事によると、加工食品の多くは低タンパクでありながらタンパク質の風味がするように調整されているのだという。そのため多くの人がタンパク質を摂取しようとして必要以上に脂肪や炭水化物を摂取してしまうのだそうだ。これにより、炭水化物、脂肪、タンパク質からなるマクロ栄養素のバランスを維持する食欲制御システムが騙され、正常に機能しなくなってしまっているとのこと。

 特に、祖先が採取狩猟民族であった人は高タンパクな食事が本来は向いているため、タンパク質の摂取量が少ない食事へ移行することのリスクが最も高くなってしまう可能性があるという。

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