【編集長の視点】ジャパンシステムはマイナンバー制度の関連人気を再燃させ下げ過ぎ訂正で急反発

2014年4月16日 11:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ジャパンシステム <9758> (JQS)は、6円高の300円と7営業日ぶりに急反発している。同社株は、今年3月31日にディー・ディー・エス(DDS) <3782> (東マ)と業務提携をしたことをテコにストップ高を交えて年初来高値480円まで6割高して往って来いとなっているが、同提携によるマイナンバー制度関連人気を再燃させ下げ過ぎ訂正買いが下値に入っている。中期経営計画で新規事業の開発により2016年に売り上げ150億円と前2013年12月期実績比90%増を目標にしていることを合わせて再評価されている。

■DDSとの業務提携でマイナンバー制度の生体認証要件を充足

  DDSとの業務提携は、ジャパンシステムのトータルセキュリティソリューション「ARCACLAVIS」シリーズとDDSのUBF指紋認証ユニットを組み合わせ、相乗効果により「ARCACLAVIS」の生体認証の需要拡大とDDSの指紋認証市場の拡大を図ることを目的にしているが、2016年1月に施行予定のマイナンバー制度の要件の生体認証の仕様を充足することも可能としている。

  マイナンバー制度は、システム整備の初期費用が2000~4000億円、さらに毎年、数百億円規模の管理・運営費用が必要とされているだけ、今回の提携が、同社の中期経営計画の好展開をサポートする見込みである。

  同社の今2014年12月期業績は、売り上げが前期比10%程度続伸するとしたが、利益については、新規ビジネスや既存事業の拡大については要件が未確定として非開示とした。また配当についても、前期配当を決算発表とともに3.5円(前々期実績2円)に増配したが、今期については未定と予想した。ただ今回の業務提携やセキュリティ関連の大型案件の寄与などから続伸の可能性があり、東洋経済会社四季報春号では、純利益は、税平常化で減益転換するが、経常利益を6億3000万円(前期比6%増)と観測している。

■株価倍化のDDSと比較しても評価不足で再度、高値へ発進

  株価は、ストップ高を交えてつけた年初来高値から往って来いの294円まで186円安となり前期実績ベースのPERは15倍台、25日移動平均線からも約5%の下方かい離と下げ過ぎを示唆している。提携相手のDDSは、提携をテコに2倍化し、なお高値もみ合いで25日線から40%強の上方かい離しており、DDSと比べても評価不足は歴然であり、再度の高値評価が見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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