関連記事
ビューティ花壇 Research Memo(5):主力事業と周辺事業とのシナジー創出にも注目
*16:42JST ビューティ花壇 Research Memo(5):主力事業と周辺事業とのシナジー創出にも注目
■会社概要
○M&Aによる水平展開
同社<3041>は、M&Aを軸とした周辺事業への水平展開により規模拡大を図っているが、同時に主力事業とのシナジー創出にも注力している。まだ、十分な成果を発揮できているとは言えないが、逆に今後の伸びしろとして、その進捗状況に注目すべきである。
2007年5月に参入したブライダル装花事業は、生花祭壇事業と繁忙期が重ならないため、スタッフや車両、設備などの経営資源をうまく融通しあうことで営業経費の削減を図ることができる。2012年9月から、熊本支店の生花祭壇事業を会社分割し、子会社のOne Flowerへ承継させ、葬儀とブライダルの統合によるシナジー創出に取り組み始めた。今後は、東京支店など各支店でも順次、同様の体制へと移行する計画である。
また、2012年2月に子会社化した昇建設による土木・建設事業は、子会社のOne Flowerが造園施設の企画・設計、管理等を行っているため、まずは、その分野でのシナジー効果を見込んでいる。
2012年4月に子会社化したソフトウェア開発会社のシステムハウス福知山は、iPadツール(葬祭カタログに簡易見積もりソフトを搭載)に、同社の祭壇や供花を組み込んで、全国の葬儀関連会社への売り込みを図るほか、葬儀関連会社向けに各種業務支援システムを提供しているが、同社と顧客層が重なっていないため、クロスセルによるシナジー効果が期待される。特に、同社にとって、顧客をシステムで囲い込むことができる点で大きな武器となろう。
2012年6月に子会社化した人材派遣会社のビンクは、冠婚葬祭を中心としたセレモニースタッフの人材派遣サービスを展開しており、同社にとっては、従来、外部に業務委託していた工程をグループ内に取り込むことによってコスト削減が図れるほか、葬儀会場における受付スタッフ、司会、ドライバーなどの業務を請け負うことで売上拡大にもつながる。現在のところ、ビンクの営業エリアは首都圏のみであるが、将来的には同社の営業エリアに展開させることで、コスト削減と葬儀関連会社向けのサービスメニュー強化を目指している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)《FA》
スポンサードリンク

