あい ホールディングス Research Memo(5):独自の教育で育成された営業力の強さにも強み

2014年4月3日 16:34

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記事提供元:フィスコ


*16:34JST あい ホールディングス Research Memo(5):独自の教育で育成された営業力の強さにも強み

■会社概要

(4)営業力

もう1つの同社<3076>の強みは営業力、とりわけセキュリティ機器における営業力だ。ここ数年で同社の営業のスタイルは、女性も含めた「提案型営業」へ変わりつつある。さらに販売ターゲットも以前の法人向け(金融機関、学校、公共施設、商業施設等)中心から、同社製品の強みを活かせる既設の分譲マンション向けに絞り込んだ。

また、十分なサポート体制も同社の営業力を支える重要な礎になっていることが伺える。同社は、事務機器の法人向け販売やカッティングマシンの製造販売など、プロ向けに事業を展開していた。プロ向けに培われたサポート力は、コンシューマー向けに始めたシルエット(事業)でも、アメリカにおいてユーザーからサポートに対する高い評価を獲得するなど、実力を発揮している。現在でも、セキュリティ機器の販売やカード機器等の販売においても保守サービス部門を自社内で有しており、顧客へ直接サポートを行っていることも強みである。

営業社員の採用、教育にも力を入れている。特に新卒を中心とした営業社員の採用に経営トップ(佐々木氏)自らが関わりユニークな人材を多く採用してきた。これらの人材に同社独自の教育を行ってきた結果、現在のような強力な営業部隊が育ってきたのだ。近年のセキュリティ機器の売上増は単に機器の性能や価格によるだけでなく、このような営業力による面も大きい。現在の「頭と心を使う営業」は、セキュリティ機器だけでなく、将来M&Aによって得るであろう新しい事業にも活きるはずである。このような営業力の強さが、もう1つの同社の強みである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《FA》

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