来週の相場で注目すべき3つのポイント:クリミア住民投票、米FOMC、黒田総裁講演

2014年3月15日 19:32

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記事提供元:フィスコ


*19:32JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:クリミア住民投票、米FOMC、黒田総裁講演
■株式相場見通し

予想レンジ:上限14800-下限13800円

来週は、16日のクリミア住民投票の結果を受けた欧米市場の動向を見極めることになる。先週の急ピッチの下げに対するリバウンドは意識されやすいだろう。ただし、外部環境の落ち着きなどがみられるまでは値ごろ感からの押し目買い程度にとどまりそう。

19日に黒田日銀総裁が都内で講演を予定している。黒田総裁は20日にも「経済・物価情勢と金融政策運営」について講演が予定されている。結果的には日銀の金融政策決定会合後に日経平均は900円程度急落していることもあり、黒田総裁の発言等に市場の関心が集まりやすい。

外部環境が不安定な状況が続くと、物色は中小型株のほか、内需系にシフトしやすい面はあると考えられる。しかし、消費増税後の影響が警戒されやすく、内需系についても神経質な展開に向かいやすい。そのほか、期末接近で配当志向の物色なども意識されやすいが、NISA需要が注目されているとはいえ、投資家心理の悪化によって期日ぎりぎりまで見極めムードが続く可能性もある。

そのほか、3月のIPOラッシュは堅調な初値形成が続いているが、サイバーダイン<7779>の上場に向けて医療ロボット関連へのテーマ物色なども注目されよう。

■為替市場見通し

来週のドル・円は、16日のクリミア自治共和国での住民投票の結果を受けたウクライナ情勢の進展、イエレン第15代FRB議長の下での初の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の継続を見極める展開となる。


グリーンスパン第13代FRB議長は、就任直後に、株式市場の暴落「ブラック・マンデー」に遭遇し、バーナンキ第14代FRB議長も、住宅バブルの崩壊を受けた「リーマン・ショック」による株式市場の暴落に遭遇したものの、流動性供給により乗り切った。

イエレン第15代FRB議長も、現在、ウクライナ情勢の緊迫化により株式市場の暴落に遭遇しつつあることで、テーパリングの継続か中断か、という決断を迫られている。


■来週の注目スケジュール

3月17日(月):IAEA事務局長講演、米鉱工業生産指数、EU外相理事会など
3月18日(火):公示地価、日立マクセル、米住宅着工件数、米FOMCなど
3月19日(水):貿易収支、鉄鋼生産、ジャパンディスプレイ上場、イエレン議長会見など
3月20日(木):ホットマン上場、米中古住宅販売件数、EU首脳会議など
3月21日(金):春分の日、欧消費者信頼感指数など《TM》

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